その知と歩もう。三菱総合研究所

豊かで持続可能な未来を目指し、研究・提言からコンサル、ITサービスまで手がけるシンクタンクです。暮らしやビジネスのさまざまな課題と向き合い、その問いに答える「知」を分かりやすく伝えます。みんなの知がつながり、ともに考えていける場所へ。

その知と歩もう。三菱総合研究所

豊かで持続可能な未来を目指し、研究・提言からコンサル、ITサービスまで手がけるシンクタンクです。暮らしやビジネスのさまざまな課題と向き合い、その問いに答える「知」を分かりやすく伝えます。みんなの知がつながり、ともに考えていける場所へ。

記事一覧

NUDGE TALK「地域コミュニティに、もう一歩踏み込んでみる」

多くのコメ農家が赤字でも、私たちがお米を食べられる理由

捨てたらごみ、めぐれば資源。プラスチックごみから考える「サーキュラーエコノミー」のこと

FRONTLINE|グリーン成長を推進するサーキュラーエコノミー

NUDGE TALK「地域コミュニティに、もう一歩踏み込んでみる」

こんにちは。ビジネスコンサルティング本部、DESIGN×CREATIVE TEAMの町田匠人です。MRIでまちづくりやデザインに関する仕事をする傍ら、ライフワークとして富山県高岡市に頻繁に通っています。   高岡では、「市場街」という伝統産業やクラフトの魅力を発信するイベントの実行委員として活動し、今年で5年目に突入しました。コロナの影響によるオンラインでのイベント開催など、苦しんだ時期もあれば、グッドデザイン賞やふるさとイベント大賞(内閣総理大臣賞)の受賞といった明るいニュ

多くのコメ農家が赤字でも、私たちがお米を食べられる理由

日本の農業や食料自給率に関心がある読者におすすめのコラムをご紹介します。この夏、店先からお米が消え、「令和の米騒動」と話題になりました。私たちの日常に「あることが当たり前」のお米ですが、これを支えるコメ農家の多くが赤字であることをご存じでしょうか? 三菱総合研究所の研究員が、統計データを用いて収支を試算したところ、コメ農家の95%が赤字であり、その多くは規模が小さい農家であることが分かりました。図表から、損益分岐点以上の生産コストがかかっている実情が読みとれます。 これら

捨てたらごみ、めぐれば資源。プラスチックごみから考える「サーキュラーエコノミー」のこと

紙ストローやエコバック、マイボトルなどが当たり前に使われ、プラスチックごみを減らす意識と行動は、年々広がっています。また、リサイクルの習慣も身につき、プラスチックは「資源」と捉える人も多いのではないでしょうか。限りある資源を大切に使っていく社会とは、どのような姿か?いま注目の「サーキュラーエコノミー」について考えます。 プラスチックごみがもたらす影響とは?ペットボトルやコンビニのお弁当容器など、毎日の身の回りにあふれるプラスチック製品。軽くて、さまざまな形に加工しやすく、私

FRONTLINE|グリーン成長を推進するサーキュラーエコノミー

資源枯渇の心配が少ない社会を目指してFR 三菱総合研究所では「サーキュラーエコノミー(Circular Economy:以下、CE)」に関する取り組みを進めていますが、そもそもCEとはなんでしょうか。   細田 円形、循環を示す「サーキュラー」という単語が示す通り、さまざまなモノや資源を循環利用しながら経済も回していこうという概念のことです。循環利用には、リサイクルのみならずシェアリングやリユース、修理してまた使うといった活動も含まれています。 それに対し、これまでの経済の