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はじめてのnote|シンクタンクの「Why」と「How」を分かりやすく伝える

「その知と歩もう。」にようこそ、三菱総合研究所の公式noteです。

三菱総研、MRIとも呼ばれるシンクタンクですが、何をしている会社なのか?あまり知られてないのが実情です。新聞かテレビで名前を見たことある気がする…なんとなく、堅くて難しいことをやっていそうなイメージかもしれません。

noteでは三菱総研の仕事がどう社会と接点を持っているかを、より多くの人に分かりやすい切り口でご紹介したいと思います。事業テーマの幅が広く、色んな研究員やコンサルタントがいる会社ですが、すべての分野で共通しているのは「社会課題の解決」を目指していることです。

わたしの知、あなたの知

世界は複雑で不確実な時代。ネットを見ても社会課題が山積みです。気候変動や環境問題は誰もが感じるところですし、さまざまな値上げや格差の問題など、気を揉む話ばかり。そんな中、何か行動を起こす人や新しい挑戦をする企業・団体など、社会に夢や希望を与えてくれる存在がいます。人によっては小説かもしれないし、音楽やスポーツ選手かもしれません。このまま、世界は少しずつよくなる?いや、大して変わらない?あなたはどう感じていますか。

それらの問いに答える「知」があると、私たちは信じています。知には知識や知恵のほか、課題、解決策、知人、思いなどたくさんの意味があります。例えば、悩んだ時に相談に乗ってくれる友だちや家族の存在。あるいは、SNSの投稿に勇気づけられた経験。そんな日々に息づく知も、この世界にかけがえのない「みんなの知」です。

「その知と歩もう。」キービジュアル

その知と歩もう。

昨年10月、三菱総合研究所は「その知と歩もう。」というブランドコピーを掲げました。写真はそのキービジュアル、会社帰りの女性がいつも野菜を買う農園の女性と立ち話をする姿です。食にまつわる二人の本音、子どもたちの様子、新しいビジネスのアイデアなど、話題は広がります。こうした日常にある「その知」は、農業の担い手と消費者の意識、食のサステナビリティ、教育や地域などの社会課題とつながっています。

ブランドムービーでは、社会の身近な不安や問題意識に寄り添い、仲間とともにどんな行動を起こせるか、多様性を包みこみ、対話を重ねながら、ともに明日へ歩んでいく姿勢を描きました。転職活動する若い男性、医療現場、自然に親しむ家族、高架下でスケボーする仲間、在宅勤務のプログラマー、会議室で打合せをする女性、アート制作する二人など、さまざまな登場人物が出てきます。彼らの思考や感性、些細な行動もすべて、この社会とのつながりによるものです。

誰も取り残さない、豊かで持続可能な暮らし。この未来を実現するために、私たちは社会の何を変えていくべきでしょうか。個人の意識と行動、メディアや政治のあり方、公共のルールやシステム…。ひとりではなく誰かと行動するためには、同じ目標に向かう意味が必要です。そして、共感できる問いを立てること。

noteの名前は「その知と歩もう。」としました。三菱総研の事業や取り組みをご紹介しながら、なぜその課題に取り組むのか、どうやって解決するのかを身近な視点から掘り下げていきます。

ここでIssue(解くべき課題)と出会い、Why(行動の目的)とHow(具体的な方法)をいっしょに描いてみませんか。みんなの知がつながり、ともに考えていける場所へ。

写真はクリエイティブチームとの懇親会。
次回は、この春に制作したグラフィック広告をご紹介します。

文/編集:グループ広報部