NUDGE TALK「HR領域にテクノロジーを」
人材・キャリア事業本部の小原 太(おはら ふとし)です。突然ですが、MRIってどんな印象でしょう?官公庁と仕事をしている?コンサルティングをしている?政策提言をしたり、調査研究をしたり。いずれも正解ですが、僕は少し毛色の違う仕事をしています。こんな研究員もいる会社なのかと知ってもらえたらと思います。
大学で手術ロボットの研究をしていた僕ですが、社会課題解決や科学的アプローチを掲げているMRIに惹かれ、入社を決意。入社当初は専門外で慣れないながらも、官公庁の仕事に、コンサルティングの仕事にと奔走していました。
転機は10年目を迎えた2015年。提言やコンサルティングに加え、自身もプロダクトを世に出し、社会に責任を果たしていく。そんな動きが加速した年でした。MRIの強みを事業化するとしたら何か?どの分野に適用できそうか?そんなことを皆で考え、アイデアソンで事業アイデアを募り、事業を構想、企画して、ローンチまでこぎつける。そのプロダクトを世に広め、僕たち自身が社会課題解決に直接かかわることはこれまで感じたことのない喜びでした。
今はHR(人材)の領域にテクノロジーやAIを活用する、いわゆるAI×ビジネスを専門としています。一昔前はテクノロジーの活用が遅れているとされたHR領域ですが、最近はAIをうまく使って共存し、活用が浸透しつつあります。例えば、点在していた人事データを一元管理し、そのデータを人材の成長や適正配置のために利用する。そこで、AIが活躍しつつあります。
元々は数学が好き、プログラミングが好きで手術ロボットの研究をしていた僕ですが、その「好き」がまさに今の仕事で活きています。膨大な数のAIモデル構築を通して、知らなかった気づきや知見、そして驚きを得た時。それが顧客に役立ち、感謝を得た時。これほどうれしい時はありません。気持ちはスタートアップの社長。これまでMRIが手がけてこなかった取り組みへ積極的にチャレンジし、今日も前例なき実績をつくります。
僕のMRI人生を振り返ってみましたが、昔自分が好きだったことや夢中になったことが、新しいチャレンジに活かされることが皆さんにもあるかもしれませんね。ふと立ち止まり、自分の心に手を当て、自分の素直な気持ちに耳を傾けてみてもよいかもしれません。
編集:グループ広報部